胃内停水

小さな頃から、すぐにお腹の中から水の音が聴こえて来ました。
水分を多めに摂ると、チャプンチャプンと聴こえるのです。
小さかった私は、ふざけてわざと音を出して、家族を笑わせたりしていました。
子どもの時と違い、近頃はお腹から音が聴こえる時は、お腹が張って苦しく、喉は乾いているのに水分が摂れない事がありました。

最近になって調べてみると、この現象にちゃんと名前があったのです。
お腹の中から水の音が聴こえる現象は「胃内停水」と言います。
胃の中に水が溜まった状態で、それ自体は病気ではありませんが、東洋医学では、身体のバランスを崩しているために起きる現象だと考えられています。

胃が疲れている時に胃内停水が起きるので、冷たいものを摂りすぎないようにするなど、胃を休める事を心がけると良いそうです。
水分補給も一気飲みでは、尿の量が増えるだけで、効果的ではないのです。
だから、水分は少しずつ摂るようにすると、効果的な水分補給になり、胃内停水の予防になるそうです。

子どもの頃から胃内停水だったとは、現在の胃弱な人生を暗示していたみたいです。
ふざけてお腹を鳴らして喜んでいる場合ではありませんでした。
西洋医学でも冷たいものを飲み過ぎるのは、胃の機能を低下させると言われています。
この季節、どうしても冷たいものが恋しくなりますが、お腹の中から水音が聴こえる時は少し控えめにすると良いかも知れませんよ。

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